6月9日

11時頃に起床。祖父の呼び声で目を覚ます。「庭の生け垣の手入れを手伝え」とのことだった。

 

13時ごろまで、庭仕事を手伝う。といっても、父が刈った草を、私が拾って集めるだけの仕事。この作業はここ半年で4回ぐらい経験しているので、だいぶ慣れた感覚があった。

 

14時前に車で外出。最寄りの映画館にて「万引き家族」を鑑賞。

個人的に是枝作品はかなり好きなので、今回もかなり期待して観に行ったのだが、やはり良かった。鑑賞直後はぐるぐると頭で考えていたが、現在時点ではやや薄れてしまった。もう1回観て、この映画にもっと近づきたい。

こないだの「デッドプール2」ももう一度観たいし、ウェス・アンダーソンの「犬ヶ島」も観たいし、TSUTAYAで借りてる旧作も観なければいけないし、この際是枝監督のフィルモグラフィーをなぞりたいし、と最早キャパを溢れ出すほどの欲求が積み重なっていく。バカみたいだなと思いつつ、そういうことで私は生きていけているのかも。まあバカである。

 

その後は、昭和の森という大きな自然公園へと向かい、ホタルの鑑賞を楽しんだ。

家で新聞を読んでいた際、地域面にたまたま「蛍の鑑賞会」の記事が載っているのを見つけたので、善は急げと車を走らせたのだが、駐車場を探すのに一苦労した。なぜあんなにもわかりづらいのだ。第3駐車場を探すのに近辺を30分ほど彷徨った。

それでもなんとか辿り着き、公園へと向かったのだが、周りを見渡せば家族連れだらけ。恐らくはこのイベント、近郊地域では初夏の定番行事となっており、家族やご近所さんたちと揃って楽しむ流れがあるようだ。受付の老人に「何人ですか?」と聞かれたので、「1人です」と答えると、「あっ、1人。はいわかりました」と返された。わざわざ間投詞を入れてくれるな。

しかしまあイベント自体は大変にオツなもので、ホタルの光が暗闇にポツリポツリと浮かぶと、参加者らは揃って感嘆のため息を漏らす。これは花火大会に近い雰囲気である。偉そうに一眼カメラを携えていた私だが、夜間撮影に全く慣れておらず、ろくな写真が取れなかった。一眼カメラをもっている人は他にもいたのだが、三脚を立てて長時間露光撮影をしていた。普通はそうなのだろう。