6月7日

12時半起床。といっても入眠は7時ごろだったので、タイム感としてはまあまあか。

 

15時、家にいても仕方ないので、参考書をリュックに詰めて自転車で出かけた。

いつも行く駅とは方面が逆の駅へと向かう。普段自転車では通らない道だったので、道中はあまり退屈しなかった。適当な喫茶店を探せど探せどなかなか見つからない。だいぶ回り道をした挙句、コンビニで煙草と果実ジュースだけ買って帰った。

コンビニで喫煙していると、一台の車がやってきた。運転していた若い男はそのまま店内へ。その姿を一目見た瞬間に、ふと記憶が沸き起こった。小学生の頃、私はサッカーをしていたのだが、隣町のチームに所属していた背の小さい目がくりっとした色黒のやつ、今しがたコンビニにやってきたのはその男に違いなかった。無論、知り合いですらなく、まして名前など知らない。そんなやつの記憶がこうも一瞬で鮮烈に沸き起こるのは、不思議でならなかった。

 

ネットサーフィンしていたところ、ラッパーのAKLO宇多丸がDJ RYOの「Youtuber」という曲を褒めている記事を見つけた。(タマフルではお馴染みだった、みやーん氏の書き起こし記事)

この曲でバースを蹴っているのが、SOCKSというラッパー。宇多丸は彼のテーマ選定と落とし込みのセンスを絶賛していたが、私も全くもって同意見である。リリースされた当時、私もSOCKSのリリックセンスに脱帽した。彼はこの曲で、自分はyoutubeを見ている、見ながら飯食っている、ぐらいのことしかラップしていない。にも関わらずリリックには確かな強度がある。テーマに対してのパーツの切り取り方だったり、その見せ方だったり、それら全体から感じ取れる殺伐としたユーモア。かなり独特だ。そういう個性を持つラッパーは(個人的には)(少なくとも国内では)あまりいない。